20241113代議員総会議事録
第83回一般社団法人日本めまい平衡医学会代議員総会議事録
日 時 2024年11月13日(水)14時15分~
場 所 名古屋コンベンションホール(名古屋市)
総会に先立ち、將積日出夫議長(理事長)が体調不良で欠席のため、理事会で選任された岩﨑真一理事が理事長代理及び代議員総会の議長として議事進行を行うことが報告され、承認された。
1. 岩﨑真一学術講演会会長より挨拶があった。
2. 代議員総数 72名、出席代議員数 51名(委任状による者を含む)
出席理事:岩﨑真一(議長・理事長代理) 青木光広、今井貴夫、宇野敦彦、小川恭生、城倉 健、角南貴司子、
瀬尾 徹、田浦晶子、工 穣、伏木宏彰 11名
出席監事 重野浩一郎 1名
以上の通り代議員と役員の出席があったので、岩﨑真一理事長代理が議長として、本代議員総会は適法に成立した旨開会を宣し、議事録署名人として代議員より藤本千里会員、新藤 晋会員を指名、承認し議事に入った。
3. 2024年度 事業報告 (2024年度:2023年9月1日~2024年8月31日)
以上に関し、別紙の一覧の通り宇野理事より提示、報告された。逝去された会員に対し黙祷を捧げた。
4. 2024年度 貸借対照表及び正味財産増減計算書に関し、承認を求める件
以上に関し、岩﨑理事長代理及び今井理事より書類の提出と説明があり、重野監事により2024年 9月19日に行われた監査内容が報告され、承認された。
5. 新名誉会員に関し、承認を求める件
新たに古屋信彦会員が理事会より推薦され、承認された。
6. 2025年度 事業計画報告(2025年度:2024年9月1日~2025年8月31日)
以上に関し、別紙の一覧の通り宇野理事より提示、報告された。
7. 2025年度 収支予算書報告
以上に関し、今井理事より2025年度収支予算書及びその内訳が提示、報告された。併せて今回(第83回)の総会より、総会準備金が200万円から300万円に増額されたことが報告され、承認された。
8. 委員会報告および承認 等
1)専門会員資格審査委員会より(工理事・田浦理事)
専門会員資格審査委員会による審査を経て理事会から、松田和徳会員1名が新専門会員として推薦され、承認された。
2)めまい相談医制度運営委員会より(青木理事・城倉理事・田浦理事)
運営委員会による審査を経て、理事会から43名の会員がめまい相談医に推薦され、承認された。
3)平衡機能検査士制度運営委員会より(青木理事・今井理事・角南理事)
運営委員会による審査を経て、理事会から18名の会員が平衡機能検査士に推薦され、承認された。
4) 学会のあり方委員会より(宇野理事・角南理事・田浦理事)
① めまい診療の補助・教育について、学会HP、ER誌、日耳鼻秋季大会の活用について
② 前庭リハビリの普及推進について
③ 心療内科、精神科、臨床心理士との診療連携の促進について
④ 学会の多様性を促進、他職種の登用について、以上について議論している事が報告された。
5) Equilibrium Research誌編集委員会より(小川理事・瀬尾理事)
2024年度の投稿数は28本、投稿から掲載までの期間が5.34か月、採択率が80%であることが報告された。
6) 渉外広報委員会より(宇野理事)
法人ホームページの整備・更新を行っており、今後、一般の方向けにめまいのQ&Aを改訂する事が報告された。
7) セミナー委員会より(小川理事・瀬尾理事)
2024年の夏期セミナーでは、BPPVに関する講演と新専門会員4名の講演があったこと、2025年は7月19日に前庭性片頭痛について講演を行う予定であることが報告された。
8) 診断基準化委員会より(今井理事・宇野理事・城倉理事)
2024年度は、Vestibular Migraine and Recurrent Vertigo of childhood(小児前庭性片頭痛、小児反復性めまい)の診断基準と平衡機能検査基準化のための資料2を作成しER誌に掲載した。2025年度は眼振・眼球異常運動動画ライブラリーについてCD-ROMを作成することが報告された。
9) 国際学術委員会より(工理事・伏木理事)
バラニー学会の会長が交替になったことと今後のバラニー学会の予定が報告された。また、2025年にVertigo Academy Internationalがハンガリー・ブダペストで開催され、2027年に第9回国際メニエール病学会が東京で開催されることが報告された。
10) 用語委員会より(瀬尾理事)
用語集「解剖」「生理」が学会ホームページより閲覧できることが報告された。また「症状」「所見」について作成中であることが報告された。
11) 医療保険委員会より(青木理事・伏木理事)
保険収載の要望内容(リハビリテーション、指導管理料等)が報告された。
12) 疫学委員会より(角南理事・岩﨑理事)
中耳加圧療法に関して疫学調査を行っていることが報告され、来年は、地震後めまいについて調査予定であることが報告された。
13) 利益相反委員会より(小川理事)
重大な利益相反や報告違反はなかったことが報告された。
14) 前庭リハビリテーションガイドライン作成ワーキンググループより (伏木理事)
2024年2月に発刊された事が報告された。
15) メニエール病・遅発性内リンパ水腫診療ガイドライン2025年版作成ワーキンググループ(岩﨑理事・將積理事長)
推奨度について議論を重ねている旨の報告があった。
16) 学会業務外部委託ワーキンググループより(岩﨑理事・將積理事長)
会員管理業務については中西印刷学協会部に移行済みであることが報告された。また年末までに、オンラインシステム上の登録内容を会員各位が変更できるようになる予定であることが報告された。また2027年までに学会事務局の機能を中西印刷に委託予定であることが報告された。
17) 準会員制度準備ワーキンググループ(宇野理事・將積理事長)
準会員については、医師以外の会員を対象としていることが確認された。オンライン入会申請フォームの設置時期は未定であることが報告された。
18)『「イラスト」めまいの検査改訂第4版』作成委員会より(岩﨑理事長代理)
委員会を発足した旨の報告があった。
9. 学会賞発表
学会賞選考委員会より推薦され理事会にて選考した結果、原田祥太郎会員(大阪大学大学院医学系研究科耳鼻咽喉科・頭頸部外科)の「マウスでの鼓室内KCL溶液注入による興奮性眼振誘発モデル」が選出された旨の報告があった。受賞講演と表彰式が11月15日に行われる。
10. 第84回(2025年)総会・学術講演会に関する件
次期会長である聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院・瀬尾 徹会員より、2025年11月26日~28日にパシフィコ横浜ノースでの開催に向けて準備を進めているとの報告があった。
11. 第85回(2026年)総会・学術講演会に関する件
東京科学大学・堤 剛会員より2026年12月2日~4日に都市センターホテルで開催する予定である旨、報告された。
12. 第86回(2027年)総会・学術講演会会長に関し承認を求める件
埼玉医科大学・池園哲郎会員を理事会より推薦し、承認された。
議長は、以上の議事終了を述べ、15時30分に閉会した。
以上の決議を明確にするため、この議事録を作成し、議長及び議事録署名人2名がこれに記名押印する。
2024年11月13日
第83回一般社団法人日本めまい平衡医学会代議員総会
議長・代表理事代理 岩﨑真一
議事録署名人 藤本千里
議事録署名人 新藤 晋